ダイアログ・イン・ザ・ダーク
ダイアログ・イン・ザ・ダーク(DID)とは、赤坂の廃校で行われているインスタレーション。真っ暗闇の中を探検。すでに薄暗い入り口で、自己紹介。アテンドの方は隊長とよんでくださいとのこと。
「大きい声を出すと少し落ち着くので、みんなで元気に『いってきます』といいましょう。せーの、」
「いってきまーす!」
無邪気 in 赤坂。
本当の本当に真っ暗。リアル真っ暗。みんなはそれぞれの連れ合いとキャーキャー言っていたが、私は1人で参加しており、分かち合う人がいないので「あ…暗い、えへへ、真っ暗…」と独り言で現状確認していた。杖のようなものを渡されて、さっそく移動。やわらかいものをふんでは触り、公衆電話があるよ!と口々に言っては手渡しし、とにかく声をあげる。泣いても笑っても暗闇。
「じゃあいきますよー、みんないますねー?」「はーい!」という声が結構遠くから聞こえ、もしや私ったら最後尾!?イーヤー!こわいいい!思わず「おーい!はに丸」のひんべえくらい頼りない声で「たいちょおお〜」とよびかけてしまった。ええ、声、裏返ってました。
隊長「どなたですか?」
私「み、みやこですぅ…」
隊長「じゃあみんなで、みやこさんをよんでみましょう!」
隊長・他7名「みやこさ〜ん!」
私「は、はあ〜い」
恥ずかしい。真っ昼間の赤坂で、こんなに辱められるとは思わなかった。しかしホッとしたのも事実。みんなの声が聞こえると、あかりが灯ったかのように感じた。
裏山や音楽室や職員室を通り抜け、用務員室でしばし休憩。
隊長「じゃあみんな、丸イスに座りましたねー?」
みんな「はーい」
ええーっ、座ってないの私だけ?
私「す、座ってませーん、イスがありませーん。みやこですぅ」
隊長「じゃあ、みやこさんに、みんなでイスをまわしてあげましょう」
みんな「はーい」
まるでクラスのおちこぼれ。みんなからイスを施され、ようやく座る。
リンゴジュースがおいしかったです。
この時すでに小一時間経過していたが、もっと短く感じた。そういえば時間をどうやって知るのか隊長に質問すると、専用の時計があるそうで、ぱっと見たところ方位磁石のような形をしていました。特殊な読み方をするらしい。隊長は普段はサラリーマンで、料理もするそうです。暗闇でヨチヨチだった私は驚愕。「気配」や「声」で人数もわかるらしい。気配かあ〜。気配ってなんなんだろうなあ。気功の気?とか思っているうちに、終了。
アンケートを書いて校舎をでる時、同じクルーだった人は共通の任務をおえたかのような気持ちになり、つい1時間前は全然知らない人たちだったのに、なんだか親近感さえおぼえて「お疲れさまでした〜」と笑顔で解散していきました。
これから行く人は、1人で参加するほうがおもしろいと思います。友達がいるとつい友達とばかり呼びかけ合ったりして、閉じがちです。コミュニケーションをとらないと進めないので、イヤでも自分を解放することになるでしょう。どうせなら、年齢も性別も国籍もバラバラにいろんな人でクルーを構成するとよりおもしろいかもしれません。
学校や会社など組織でやれば、構成員の結束力が高まりそうだ。DID1回は、会社のくだらないノミニケーション1000回分に匹敵する。
カテゴリー "みやこがゆく"
投稿者:miyako |
日時:23:02 |
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