うまれてからのこと 〜お嬢、退院編〜
入院中、3時間おきの搾乳しかすることのない私はめっぽうヒマだった。もってきたiPodに録音しておいた「エレ片のコント太郎」をいれておいてよかった。radioshark2も買ってよかった。「モンスターハンターセカンド仁」にどれだけ励まされたことか。つらい搾乳も「母乳を搾って、入院する娘に毎日配達するクエスト」だと思えたからこそのりこえられたのだ。エレキコミックはもっと売れるべきだ。
そのクエストのかいあってか、お嬢は血中のナトリウムの数値が正常範囲に戻って、ミルクも飲めるようになり体重も増え、ついに退院となった。生後2週間後のことだった。
あまりに吐くので、一時は鼻から管をとおして直接胃にミルクをながしていたこともあった。不憫だ。私は保育器の中に手を入れてお腹をさすったり、手をにぎってあげることしかできなかった。それも限られた面会時間の中で。
ある日面会に行くと、管がはずされているので看護師さんにきいてみた。しばらく管をつけていたが、夜中に自分でえいやと管をぬいてしまった。またいれようかと思ったが、その後はミルクを飲んでも吐かなくなったのでもうつけてない、ということだった。
でかした!もうちゃんと飲めるから自ら管をとったんだね。こんなに小さいのにたくましいことをやってくれるじゃないか。
その日からミルクを飲む量が増え、体重もぐんぐん増えはじめ、私の搾乳してきた乳だけでは足りなくなるくらいだった。血液検査も問題なくなり、退院の日が決まった。よかった、本当によかった。
ついに退院の日。お嬢に着替えをさせて小児科と産婦人科のスタッフのみなさんに挨拶をすます。出産の時ぶっきらぼうだったDr.上野も、さわやかな笑顔で見送ってくれた。
こうして、ようやくお嬢が我が家に降臨した。
すばらしい、人生は実にすばらしい。
カテゴリー "お子"
投稿者:miyako |
日時:21:31



