DIARY

流しのイラストレーター
みやここうじの日々

2007年10月アーカイブ

2007.10.31

アイスランド到着

なんとか飛行機に乗りこむ。あとはロンドンに着いてからアイスランド航空と交渉だ。
12時間のフライトは映画をたくさん見る。

「ファンタスティックフォー 銀河の危機」
「ダイハード4.0」
「スパイダーマン3」
こういう派手なのばっかりはさすがにあきる。「やっぱり猫が好き」とかあればいいのに。少し寝てからテトリスをやりまくる。ヴァージンアトランティックはアイマスクやはみがきセット、くつした(エコノミークラス症候群予防?)が用意されていた。機内食はまあ…しょうがないですね。

ロンドン着。乗り継ぎまで6時間もある。荷物を受け取ってまっさきにアイスランド航空のカウンターを目指す。航空券とパスポートの名前が違う旨を伝えると、特に問題ないらしい。なんだか拍子抜けした。なんにせよよかった、これで無事アイスランドにいける。あとはもうフィッシュ&チップスやビールを飲みながらダラダラ。飛行機を待ってるだけの時間はいいなあ。

時間がきたのでアイスランド航空に搭乗。たいてい飛行機の音楽プログラムには、クラシック、ジャズ、イージーリスニングといったジャンルがあるが、「ビョーク」というジャンルがあるのはアイスランド航空だけだろう。ヴァージンアトランティックにだって「ビートルズ」というジャンルはない。アイスランド人にとってのビョークは、少なくとも歌手やアーティスト以上の存在であることが伺える。ビョークおそるべし、まさかジャンルになってるとは。

3時間でケプラヴィーク空港到着。深夜なので暗くて寒い。バスでレイキャビクのホテルへ向かう。こじんまりした白いきれいなホテルです。真っ暗な夜空に一本の光の柱が見える。イマジン・ピース・タワーという、オノ・ヨーコの世界平和を願うプロジェクトらしい。「イマジン」とか「ピース」ってもしかしてオノ・ヨーコの登録商標なのではないだろうか。そういえばどこかで「今人」という喫茶店を見た。

次の日からはIceland Airwaves '07がはじまります。レイキャビクのライブハウスやクラブ、バーや美術館などで行われるフェスティバルで、アイスランドのミュージシャンはもちろん、!!! (chk chk chk) やmúmやらがわんさかでます。楽しみだ。

飛行機であれだけ寝たのに早々と就寝。

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2007.10.30

氷の国から 2007 旅立ち

旅行にいってきました。いわゆる新婚旅行。アイスランド→オランダ→イギリス。

前日。
寝ないと決めて、仕事しつつ荷物をパッキング。寒い国にいくのでセーターやらコートやらでもこもこ。どうにか仕事は一段落し、飛行機の中で読む文庫本を一冊選んで、朝の5時にはパッキングも終了。夫にパスポートや航空券は持ったかなどと確認する余裕すらあった、この時は。この瞬間までは…。

当日。
6時くらいに家を出て成田エクスプレスに乗る。余裕を持って家を出たので、8時30分には到着。久しぶりの旅行なので、へらへらしながら旅行会社のカウンターに行く。そしてアイスランドに着く前なのに凍りつく。

カウンターのお姉さん曰く

「パスポートと航空券の名前が違います。これでは乗れません。」

ギヨエーーーーーーーーー!!!

航空券は旧姓だがパスポートは新姓になっていて、違っているからダメだというのだ。あんなに何回もパスポートを確認して、旧姓のままだと思っていたのになぜ?と思ったら、顔写真や氏名がかかれているページを1枚めくったところに、新姓に変わった旨が印字してあったのだ。

予約する前に確認したはずが、そのページを完っ全に見落としていた。そもそも姓を変えにいったことすら忘れていた。このままでは乗れず、航空券を再発行してもらわねばならないのだが、それがだめなら新しく買い直すことになるらしい。新しく買い直すということは正規運賃なので20万円くらいかかるし、なにより希望の日時に乗れないこともある。しかもヴァージンアトランティック航空でロンドンに行き、そこで今日中にアイスランド航空に乗り継いでレイキャビクにいく予定だった。もちろんそのチケットも旧姓で買ってある。急いでアイスランド航空に電話。曰く「名前がちがうのはまず無理ですねー。乗れません。最近はテロ対策もあって厳しいですし、特にヴァージンアトランティックやエアーフランスだと再発行は無理でしょうね。新規で買うしかないです。まあロンドン着けたら、一応アイスランド航空のカウンターで交渉してみてください。」

絶望。

この日のためにすべてを調整してきたのに…。今年初めに計画していた新婚旅行も白紙になってしまったから、今回の旅行はリベンジだというのにまたしても行けないのだろうか。旅にトラブルはつきものだが、最初からやらかしてしまった。夫、すまん。

カウンターのお姉さんは、とりあえず再発行できるかきいてみるからしばらく待っててとのこと。時間がかかりそうなのでとりあえずお茶をする。憂鬱だ。本来なら今頃鼻歌まじりで時間をつぶしているはずなのに、このていたらく。アイスランドで合流する予定の友達にも電話、絶句&苦笑される。彼女には「パスポートの名前は旧姓でいいんだよね?旧姓で予約するから、絶対変えないでね!」とあんなに口をすっぱくして言われていたのに…。とっくに新姓に変えてました。とほほ。

なんなんだろうこの忘れっぷり、若年性アルツハイマーなのだろうか。これって成田離婚の要因に十分なり得るよなあ。また新婚旅行いけないのかあ。アイスランド航空勤務の友達が結構なディスカウントをしてくれたのにまた買い直すのかあ…などとぐるぐる考えてでた結論。再発行できなかったら正規運賃で買い直し、絶対にアイスランドに行く!多少日程がずれても行く!

そう決めると先ほどのお姉さんから電話。
再発行できるって!やったー!!!!

飛行機にのれる喜びをこんなにも感じたことはない。
家から持ってきた文庫本、何の因果か「バカにつける薬」(呉智英)。

ようやく出国です。

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2007.10.10

ひざつきあい

松倉如子さんのライブを見にカルマに行く。
久しぶりのカルマはあいかわらず小さくかわいらしい店だ。浅川マキが流れている。

「ひざつきあいコンサート」というだけあって、ほんとに20人もいるときゅうきゅう。私の50cm先には歌う松倉さん。チューリップ柄のワンピを着たおかっぱの松倉さんは、時に座り、時に立って足踏みして歌う。自分の歌の他、高田渡の歌を歌っていた。

ああ、歌を歌う人ってすごいなあ。いい声って偉大だ。力強い。もっと聞きたくなる。うそがつけない。

終わってから第二力酒蔵で熱燗をのみ、ほろ酔い。
ハンターハンター立ち読みして帰る。

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2007.10.06

ダイアログ・イン・ザ・ダーク

ダイアログ・イン・ザ・ダーク(DID)とは、赤坂の廃校で行われているインスタレーション。真っ暗闇の中を探検。すでに薄暗い入り口で、自己紹介。アテンドの方は隊長とよんでくださいとのこと。

「大きい声を出すと少し落ち着くので、みんなで元気に『いってきます』といいましょう。せーの、」
「いってきまーす!」

無邪気 in 赤坂。

本当の本当に真っ暗。リアル真っ暗。みんなはそれぞれの連れ合いとキャーキャー言っていたが、私は1人で参加しており、分かち合う人がいないので「あ…暗い、えへへ、真っ暗…」と独り言で現状確認していた。杖のようなものを渡されて、さっそく移動。やわらかいものをふんでは触り、公衆電話があるよ!と口々に言っては手渡しし、とにかく声をあげる。泣いても笑っても暗闇。

「じゃあいきますよー、みんないますねー?」「はーい!」という声が結構遠くから聞こえ、もしや私ったら最後尾!?イーヤー!こわいいい!思わず「おーい!はに丸」のひんべえくらい頼りない声で「たいちょおお〜」とよびかけてしまった。ええ、声、裏返ってました。

隊長「どなたですか?」
私「み、みやこですぅ…」
隊長「じゃあみんなで、みやこさんをよんでみましょう!」
隊長・他7名「みやこさ〜ん!」
私「は、はあ〜い」

恥ずかしい。真っ昼間の赤坂で、こんなに辱められるとは思わなかった。しかしホッとしたのも事実。みんなの声が聞こえると、あかりが灯ったかのように感じた。

裏山や音楽室や職員室を通り抜け、用務員室でしばし休憩。
隊長「じゃあみんな、丸イスに座りましたねー?」
みんな「はーい」
ええーっ、座ってないの私だけ?
私「す、座ってませーん、イスがありませーん。みやこですぅ」
隊長「じゃあ、みやこさんに、みんなでイスをまわしてあげましょう」
みんな「はーい」

まるでクラスのおちこぼれ。みんなからイスを施され、ようやく座る。
リンゴジュースがおいしかったです。

この時すでに小一時間経過していたが、もっと短く感じた。そういえば時間をどうやって知るのか隊長に質問すると、専用の時計があるそうで、ぱっと見たところ方位磁石のような形をしていました。特殊な読み方をするらしい。隊長は普段はサラリーマンで、料理もするそうです。暗闇でヨチヨチだった私は驚愕。「気配」や「声」で人数もわかるらしい。気配かあ〜。気配ってなんなんだろうなあ。気功の気?とか思っているうちに、終了。

アンケートを書いて校舎をでる時、同じクルーだった人は共通の任務をおえたかのような気持ちになり、つい1時間前は全然知らない人たちだったのに、なんだか親近感さえおぼえて「お疲れさまでした〜」と笑顔で解散していきました。

これから行く人は、1人で参加するほうがおもしろいと思います。友達がいるとつい友達とばかり呼びかけ合ったりして、閉じがちです。コミュニケーションをとらないと進めないので、イヤでも自分を解放することになるでしょう。どうせなら、年齢も性別も国籍もバラバラにいろんな人でクルーを構成するとよりおもしろいかもしれません。

学校や会社など組織でやれば、構成員の結束力が高まりそうだ。DID1回は、会社のくだらないノミニケーション1000回分に匹敵する。


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