DIARY

流しのイラストレーター
みやここうじの日々

2007年3月アーカイブ

2007.03.31

ヌレール

次は気の抜けた色の柱をウォルナットという色のステインで塗ります。一度塗りでもう私のイメージ通りの味わい深い色になりました。乾いてもそのままだと衣服につく恐れがあるということで、保護とツヤ出しのためにステインの上からニスを塗りました。

柱が乾くのを待って、壁を漆喰で塗ります。柱をマスキングして壁のクロスがきちんと貼られていないところをクロス用ボンドで接着します。漆喰といっても、すでに練られていてそのまま塗れるという商品を買いました。「うま〜くヌレール」というふざけた名前ですが、撹拌の手間もなくなかなか塗りやすいです。慣れていないと厚みを調整するのが難しいですが、仕上がると漆喰の清潔なひんやり感がなんともいえません。

コツは、1度塗りはとにかく薄く、2度塗りは自由な感じで!といったところでしょうか。そして鉄のコテよりもプラスチックのコテの方が塗りやすいようです。とにかく左官職人になりきることをお薦めします。イメージトレーニングしてから作業にとりかかると、より楽しい左官の世界が待っています。


%E3%81%AC%E3%82%8C%E3%83%BC%E3%82%8B.jpg

2007.03.30

天井が生まれた

フローリング材の側面には凸凹があるので、それをはめ込んでフロアー釘でななめに打ち込みます。端になるフローリング材は部屋にあわせて切るという微調整が必要なのですが、微妙な歪みのある我が家に合わせるのはかなり難しいようで、どうしても少し隙間ができてしまいます。隙間に対する処置はいろいろあると思いますが、「気にしない」という方法で乗り切りました。後は着色し、ワックスをかければ床は完成です。

床が一段落したので、天井をペンキで塗ります。その前に一通りぞうきんで拭いて汚れを落とし、マスキングをします。このマスキングの作業が思った以上に時間がかかります。マスキングテープに幅広の透明シートがついているマスカーという非常に便利なアイテムを多用しました。床にもブルーシートなどを敷いて完全防備。クロスの上からローラーでペンキを塗りだすと、すぐ首と腕が痛くなります。1平米も塗らないうちに腕に乳酸がたまり始めています。脚立の昇降運動も重なって、翌朝は筋肉痛必至です。

一度塗りが終わったところで、もう腕は使いモノにならないくらい疲労していました。なにしろ腕が上がらない。しかも色がムラムラです。ちょっと不安を覚えましたが休憩も兼ねて乾くのを待って2度塗りすると、木目調のクロスがきれいな白い天井に生まれ変わり、安心しました。

%E3%83%95%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0.jpg
2007.03.29

畳の存在感

フローリングを貼るために、14帖の畳を撤去します。恥ずかしながら、これまでの人生の中で畳をめくったことが一度もありません。畳がこんなに重いなんて知りませんでした。めくった畳を地下室に運ぶと汗ダクです。ちなみに新居には地下室があり、各部屋10平米ほど割り当てられています。座敷牢みたいです。積み上げられた畳の上に座れば、気分はもう牢名主です。

畳を取り除いて荒床を掃除します。フローリング化の工程としては、

1、 荒床の上に根太を30センチ間隔に貼る
2、 根太の間に断熱材を敷き込む
3、 その上に合板で捨て貼りをする
4、 床材を互い違いにはめ込んでいく
5、 仕上にオイルステインやワックスを塗る

さすがに私と夫だけでは心細いので、床貼りには助っ人が来てくれました。人手が少ない事もあって、2部屋をフローリングにするのに、丸3日かかりました。

根太は部屋の隅から貼っていかないと、そこを歩いた時に床鳴りしてしまうので注意が必要です。慌てて部屋の隅に根太をあてがいました。握力があまりないせいか、根太ボンドを絞り出すのに体力を使います。

その後、合板をはるのですがどうしたことか、ジョイ本でカットしてもらった合板のサイズが指示通りでなく、カット代を払ったのにジグソーで切るはめに。「丸ノコ、丸ノコがあったら…」と熱に浮かされたようにつぶやく夫。彼がこんなに丸ノコを切望することは、後にも先にもないでしょう。

そして真打ち「Natural Pine from Finland」の登場です。北欧生まれの北欧育ち、しかしこのフローリング材を安易に買ったことが後々になって私達を苦しめるとは、誰が知っていたでしょうか。憎い、フィンランドが憎い…。

%E7%89%A2%E5%90%8D%E4%B8%BB.jpg
2007.03.28

ジョイ本の底力

ハイエースロングをかりて、ジョイフル本田に行きます。この車種には、側面を電柱にぶつけてへこませた苦い思い出があります。左折しようとするたびに、ぶつけたシーンがフラッシュバックして私を苦しめるのですが、懲りずに運転します。バスやトレーラーを運転する人を掛け値なしに尊敬します。あんなに長いものを何も傷つけずに走行させるなんて私には到底できません。

今年はじめにオープンしたジョイフル本田瑞穂店は、噂には聞いていましたが本当に広いです。さすが「夢と感動を与えるグローバルホームセンター」です。フードコートやペットショップまであります。与えられっぱなしです。そして材木売場が広い!都内でこれだけ広いところは見たことがありません。たこ焼きを食べながら、最終的な必要量を算出しようとすると致命的なミスが発覚してしまいました。

採寸がまちがっている…

確かに測ったはずの部屋の一辺の数値が明らかに間違っています。これでは正確な必要量もわからないし、木材カットもお願いできません。かと言って新居に戻って測り直してくる時間もないので、アタリをつけて買う事にしました。

角材、合板、床材、ペンキ、オイルステイン、漆喰、軍手、はけ、マスキングテープ、養生シート、根太ボンド、釘、ネジ。しまいには2mくらいの脚立まで買いました。しかし、木の重さったらないですね。まるで運べない。すると、見るからに「気は優しくて力持ち」な店員さんがどこからともなく現れて、ハイエースにサクサクと大量の木材や工具を運び入れて爽やかに去っていきました。

次回はついに施工に突入です。

%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%82%A4%E6%9C%AC.jpg
2007.03.27

リノベーション計画はじまる

フローリングを貼るといっても、どうやって貼ればよいのか皆目見当もつきません。本やらネットやらを散々調べて、おぼろげながら工程をイメージできるようになってきました。とりあえずは床→天井→壁→襖といった大まかな段取りを決め、部屋を細かく採寸し、必要な木材の数をわりだします。

次はどこで材料を調達するかですが、東急ハンズはたくさん買うには高く、ドイトには思ったほど木の種類がない、材木屋で買うほど大量ではないが、小売りしてくれるところだと結局ドイトと値段がそう変わらない、手近なところだとそんな有様です。ネットで床材のサンプルを取り寄せたりもしましたが、送料がかなりかかってしまうとわかり断念。

結局都内のホームセンターや材木屋に電話をかけまくったところ、ジョイフル本田が最有力候補となりました。それというのも、電話でジョイフル本田の木材売場の人と話したところ「うちは常時大量の木材が置いてあるから、大丈夫!」という鋭い男気と懐の深さを感じたからであります。

初めてのリノベーションは「何を、どこで、どれだけ買う」という計画を練るのに時間がかかりました。次回はようやく材料を調達しに行きます。

%E3%81%B2%E3%81%AE%E3%81%8D.jpg
2007.03.25

床に熱視線

全国のDIYファンの皆様、お待たせいたしました。

畳をフローリングにしたい、ただそれだけを胸にこのひと月を過ごしてきました。そして賃貸にも関わらずやってしまいました。退去時のことをまったく考えていない、刹那的な生き方の自分が愛おしいです。

事の発端は、来月引っ越す新居の床と壁が気に入らない、ただそれだけでした。壁紙はくすんだ抹茶色。着色していないのか、柱も気の抜けた茶色。和室は好きなのですがこれではあんまりだというわけで、業者に畳からフローリングの張り替えを見積もってもらうと、大概が6帖で15〜20万、壁の塗り替えも10〜15万ということでした。3部屋のうち2部屋やってもらうとなると末端価格で50万円〜という相場のため、だったらやるか!ということになりました。天井はペンキ、壁は漆喰で塗って、フローリングは無垢のパイン材を張ることにします。

後悔の念が脳裏をよぎる隙間がないように、遮二無二労働する模様を数回にわたりお届けしたいと思います。


%E5%92%8C%E5%AE%A4.jpg

2007.03.14

シラスがやってきた

シラスを入手ました。いや、ご飯のお供ではなく。

クロスバイクの定番、スペシャライズドのシラスです。高校生の時から乗っていたニシキの自転車が西荻駅前でパクられて以来、自転車など必要ないと思っていました。しかし、ちょっとした移動すら電車かバスを使わなくてはいけないことに嫌気がさし、公共交通から自立しようと、ぶらぶら歩いては自転車チェックにいそしんでおりました。

目につくのはドロップハンドルのロードバイクばかりで確かに憧れるのですが、あくまで街乗り自己中心派な私にあの細いタイヤとシンクロできるか心配だったのと、単純に値段が予算外だったことから、速くて軽くて街で乗れるもの、そして5万円以内という条件で探してきました。

街で見るたび気になるアイツ…。そんなシラスは7万ちょいと予算外。ジャイアントとルイガノだけはなんとなく避けたい、ビアンキも気になるけどタイヤの太さが気にいらない、など煮え切らないまま年を越してしまいました。オークションや楽天でもさんざん探しましたが、自転車は乗ってみないとわからないという結論になり、いろいろな自転車屋にも行きました。阿佐ヶ谷のフレンド商会には、奇声をあげながら自転車を修理する人がいました。あの人は看板店員なのでしょうか。

様々な自転車たちが私を通り過ぎていきました。べつになくても生きていけるし、と半分やさぐれながら渋谷の自転車屋に入りました。すると2006年モデルのシラスがなんと40%オフ!でジャストサイズ!ライトやサイクルコンピューターや鍵を諸々買って約5万でした。

店から出てこぎだすと、あまりの軽さと速さにうろたえました。サイクルコンピューター、いいですね。時速や走行距離がわかると嬉しいです。多摩川サイクリングロードデビューも間近です。この春は私、風になってるのでひとつよろしく。

sirrus.jpg
2007.03.02

バシュティ・バニヤン

1970年代に1枚だけアルバムを出して失踪したと噂のバシュティ・バニヤン。そんな人が奇跡の初来日と言われたら行くしかありません。

それにしても曼荼羅とかスターパインズカフェあたりでやりそうな人が、なんでまたリキッドルームなのかはわかりませんが、普通にしゃべってる声がもう子守唄のようでした。昔から、いい声の歌を聴いていると、前日にどんなにしっかり寝ていても確実に寝てしまいます。先日見た二階堂和美やジョアンナニューサムの時も寝てしまいました。気持ちよくて。

アンコールを2回もやってくれたのですが、元々曲がそんなにないのか、同じ曲をはにかみながら演奏している姿が素敵でした。

昔読んだ「死者の書」で、死んでもしばらくは耳は聞こえているので、チベットのお坊さんが何日もかけて、そばでお経を詠んで昇天させると読んだような気がしますが、私も死んだらこんな人にお経をあげてもらいたいです。気持ちよく冥土の旅ができそうです。

vashuty.jpg

カテゴリ

最近の記事

最近のコメント

月別アーカイブ

(c)2010 Miyakokouji All Rights Reserved.