DIARY

流しのイラストレーター
みやここうじの日々

2006年5月アーカイブ

2006.05.26

Wモアモア

新宿末広亭に行きました。昼の部を途中から入ると1階席はもう満席で2階のお座敷から見ていました。

場内を埋め尽くすおじいちゃんおばあちゃんからユルユルな湯気がたちのぼっています。全体的にマイルドです。

落語はもちろん曲芸、奇術、物まね、講談などで19人が出演するのですが、唯一知っているのがWモアモアだけでした。彼らは漫才というよりも、喫煙所で立ち話しているおっさん2人でした。これが30年で磨かれた芸というものなのでしょう。

茶、団子、笑、茶、爆笑、茶、団子のリズムにのってのらのらくつろいでいるうちについにトリの登場です。トリをつとめた古今亭寿輔は、蛍光緑の地にほとばしる情熱がモチーフなのかなんなのかわからない模様のあしらわれたアグレッシブないでたちで登場です。この人もまたマイルドだけど邪悪な雰囲気で、場内を軽い湿り気のある笑いで包みました。

心身ともに力を抜きたい時にいきたい場所のひとつです。


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2006.05.21

東京タワー ギネスワールドレコードミュージアム

どんなにばかばかしいものでも「世界一」の冠がつけば畏敬の念を覚えます。

東京タワー ギネスワールドレコードミュージアムは、世界一としてギネスブックに登録された事物の模型および写真が展示されています。

入場料を払って中に入ろうとすると世界一背の高いロバートさんの人形の前に立ち、ロバートさんの靴(32.3cm)をもたされ、有無を言わさず記念写真を撮られるという辱めを受けます。この写真は出口に勝手に飾られ、1枚1000円で売りつけられるので注意が必要です。ほとんど押し売りです。

身長体重大きさ売上年棒記録などの世界一は確かに感心するのですが、「最多のゴキブリを食べた男」「スパゲッティを鼻で吹き飛ばす世界記録」「コオロギを吐き飛ばす世界記録」はその記録に感動するよりもまず、なぜそれをやろうとしたのかがわかりません。「雷を最も受けた生存者」「最も多く吹き飛ばされた生存者」あたりになるともはや自己申告で言ったもん勝ちという印象すら受けます。「世界一笑顔のまぶしい営業マン」とか「世界一遅刻した山田」でも申告さえすればギネスに登録されるのではないでしょうか。

何か心当たりのある人は申請窓口に相談してみるのも良いかもしれません。


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2006.05.15

笑点

圓楽師匠が卒業しました。ものごころついた時から笑点を見ていた私はちょっと目頭が熱くなりました。

今後は5代目司会者として桂歌丸が引き継ぎ、春風亭昇太が加わることになりました。やはり若手としては昇太が最も有力ということでしょうか。順番からいけば春風亭小朝が入ってもおかしくないはずです。笑点の独特のヒエラルキーを小朝は拒否したのでしょうか。

実際、歌丸さんが司会にまわってしまった後のことを考えると夜も眠れません。「富士子(恐妻)ネタ」「森繁的ネタ」(拙稿「ナンシー関」を参照)はもちろん、木久蔵のダジャレを放し飼いにせず、かつ辛口に世相を斬ることができるのは歌丸さんだけのはず。好楽、楽太郎にはそこまでの貫禄がないし、木久蔵、たい平は問題外です。こん平さんにいたってはチャーザー村に帰ってしまったのでしょうか。
 
確かに昇太は知名度は高いですが、歌丸さんのあとをつとめられるのかハラハラしてしまいます。歌丸さんのあとが誰ならいいのか勝手に憶測してみたところ、
  
  1. 毒蝮三太夫(かつて座布団運びをしていた)
  2. 林家きく姫(木久蔵とかぶるからダメかも)
  3. 山田隆夫(座布団運び卒業。鈴々舎鈴丸として再起)
  4. ジャンプ亭ジャンプ(ワンダーボーイ)

このあたりが妥当なのではないかと思います。

しかし私が胸を痛めている事など笑点メンバーには伝わらないでしょうから、とりあえず来週の笑点をあたたかく見守りたいと思います。


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2006.05.11

東京タワー蝋人形館

蝋人形館の発端はビートルズでした。イギリスで発見されたビートルズの蝋人形を手に入れたから蝋人形館ができたそうです。それゆえ、館内に入るとしばらくはビートルズ絡みの蝋人形がならんでいます。

マリリン・モンローにエルビス・プレスリー、ジミ・ヘンドリックス、フランク・ザッパと続いたかと思ったら次はなぜか「最後の晩餐」。キリストですか、ああそうですかと奥に行くと「中世の拷問」コーナー。拷問にのたうつ蝋人形が目白押しです。そしてそこでは大音量でアシュラテンペルが流れている・・・なぜ?しかもライブ音源です。

そこを抜けると世紀の偉人が所狭しと陳列されており、毛利衛さんの隣でアンネ・フランクが微笑んでいます。そして蝋人形館のクライマックス、ジャーマンプログレコーナーです。クラウス・シュルツやらアジテーションフリーやらマニュエル・ゲッチングやら大変なことになっています。ファウストはきたろうに似ていました。

蝋人形館をでるとすぐ物販コーナーがあり、勢いだけでAC/DCのTシャツを購入しそうになりました。23区のど真ん中なのにこの場末感は必見です。


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2006.05.08

本城直季「small planet」展

ジオラマの写真かと思ってみていました。何点か凝視してやっと風景写真だと気づきました。

見た後、どうしてこのように見えるのかというようりもなぜ私はこれを見てジオラマだと思ったのかをずっと考えていました。

「人間のまなざしは訓育され規定される。風景を風景として認識させるのは知の言説にほかならない」

つまり私たちは、感覚器官に与えられた刺激を通して事物をそのまま脳に保存しているのではなく、意味としてとらえて保存しているのです。風景なのに遠近感や光の具合からジオラマだと知覚してしまうのはとてもおもしろく感じました。ふと「Powers of Ten」を思い出しました。


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2006.05.07

かもめ食堂

「やっぱり猫が好き〜北欧編〜」のようなものかと思っていましたが違っていました。女優がみんなよかったです。主役が大塚寧々だったら「スローライフ、スローフード、やっぱりロハスよね」とか言いかねない小綺麗な映画で終わっていたことでしょう。

食べ、眠り、排泄することはちょっとしたことで滞ることがあります。動物にとっては当たり前で目的といってもいい行為を、人はないがしろにしがちです。おいしいものを気の合う人と食べるのは至福のひとときで、それはみんなの前に平等に横たわっているのに。

もたいまさこ扮するマサコが出場したいと言っていたエアーギターはまもなく東京地区予選があるようです。ロフトプラスワンで行われるというのがまた気になります。

気になるといえば筋肉ミュージカルです。どなたか詳細を教えてください。この春のテーマは「筋肉と犬」だそうです。デタラメ感満載の予感です。もう私の理解を超えたキャッチフレーズなので、ぜひともこの目で確かめたいです。


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