TOUCH THE SOUND
こんなとらえ方・感じ方があるのかと興奮するドキュメンタリーでした。
聴覚障害のある音楽家エヴリンがギタリストのフレッド・フリス(ヘンリーカウ)や静岡県の和太鼓チームとセッションする模様と、彼女の故郷であるスコットランドで兄を訪れる様子の中で、音をどう感じ、この世界をどうとらえているかが描かれます。
耳がほとんど聞こえない彼女はからだ全体を音の共振器として使い、すべてのものに宿る音をまるで生命のように感じ取ります。エヴリンは音やリズムは呼吸が大事だと考え、また和太鼓チームの人も、「生きる」とは「息を練る」ことであるから呼吸が重要になると言っていました。
違うものを生まれもった私たちそれぞれがひとつの音符で、世界はそれで構成されている譜面のようなものだという世界観は新鮮に感じました。
ちょっと毒蝮三太夫似のフレッドフリスとのセッションはとても素晴らしいものでした。私も五感を拡張させて第六感を目覚めさせたいものです。

カテゴリー "みやこがゆく"
投稿者:miyako |
日時:03:16




Comments
こんばんは、トラックバックありがとうございました。
私が普段聞いているジャンルとは全く異なる音楽でしたが、先入観を取り払って静かに音世界に浸ることができました。生み出される音のひとつひとつに美しさや愛おしさが感じられる作品です。
この映画の中でなら、私も音符のひとつになってしまいたいと思いました(笑)。
投稿者: 朱雀門 |2006年04月28日 22:39
こんばんは。
私たちをとりまくあらゆるものをあんなふうにとらえられるのは凄いことですよね。耳とか口とか手とか、五感を感じるアンテナばかりを意識してしまいますが、それよりももっと奥深いところで微妙な変化を丁寧に感じとることは、生きる事の喜びをより丹念に味わうことにつながるのかもしれません。
投稿者: miyako |2006年04月29日 00:37
お誘い(=トラックバック)いただき、遊びに来ました。
この映画を見て、音は聞くものではなく感じ取るものだという問題提起に価値観が大きく揺さぶられました。
エブリンさんのイラスト、バチを持つ手を見て、映画で見た時と同じ力の抜き方だなと、あの場面を思い出しました。
投稿者: ちんとん@ホームビデオシアター |2006年05月01日 09:36
こんにちは。
自分の経験から生まれる価値観というのはゆるぎなく、時にそれに触れた人さえも影響を受けるものですね。あのドラをたたくシーンは印象的でした。
投稿者: miyako |2006年05月01日 12:15